先日、沖縄に2泊3日で旅行に行ってきました。その中で、全国名水百選の垣花樋川に行ってきました。今回は、垣花樋川について写真中心にお伝えしていきます。沖縄旅行で穴場スポットだと思うので、雰囲気だけでも伝われば嬉しいです。
垣花樋川とは?
垣花樋川とは、沖縄県南城市にある湧水が出ている場所です。環境省が昭和63年に全国名水百選に選定し、沖縄県では垣花樋川だけが選ばれています。
樋川とは、樋(とひ)を使って、水汲みができるようにした井戸を樋川(ひーじゃー)と呼びます。昔の沖縄では、樋川の水が生活用水や農業用水として生活を支えていました。
垣花樋川までの道のり
垣花樋川は100mほど石畳の下り坂を下ったところにあります。
垣花樋川までの下り坂は、映画に出てきそうな雰囲気で、昔の沖縄の方々の暮らしを考えさせられるような空気がありました。当時の沖縄の方々は水を汲むためにこの坂道を昇り降りしていました。
かなり急で長い坂なので、途中には休憩場所がありました。上休み石の平石と中休み石です。当時の主婦の方々がここで休憩をして、笑い声が聞こえそうな場所でした。
坂を下っていくと、海が見えました。やっぱり、沖縄の海はいつ見ても透明で感動します
女性の方は、ヒールでは行かない方が良いです。見ての通り、石畳みで坂道もかなり急です。さらに、木陰が多いので、石も滑りやすくなっているため、靴選びには注意してください。
垣花樋川到着!
垣花樋川は、イキガンカー(男の川)、イナグンカー(女の川)、ンマミシガー(馬浴用)と3つに分かれています。
イキガンカー(男の川)
イキガンカー(男の川)は、男性のみが使えた樋川です。四角くコンクリートで囲われているのが特徴です。水も透明で全国名水百選なだけあります。
イナグンカー(女の川)
こちらはイナグンカー(女の川)です。先ほどのイキガンカーは男性専用でしたが、イナグンカーは女性専用です。女性が使う水として、イナグンカーがありました。小さな滝のようになっていて、綺麗でした。また、ベンチの横を川が流れており、整備されていない自然のままな雰囲気に面白みを感じました。
ンマミシガー(馬浴用)
ンマミシガー(馬浴用)は馬用の池です。水は変わらず、綺麗です。反射や水の波紋がないと、水の中かわからないくらい透き通っています。
垣花樋川を少し下ると
垣花樋川を少し下ると、海が見えます。この日は曇りだったので、少し残念ですが、沖縄といえば海ですので、沖縄らしい草木の間から見える海は最高でした。
こ、これは!と思って、撮りました笑
この先をくぐった先には、もしかすると映画の世界が広がっていたかもしれません笑
沖縄ならではの生き物や植物も
関東では見らない南国ならではの植物や生き物がたくさん見れました。1枚目はアフリカマイマイです。石の間に挟まっていました笑かたつむりは細菌を多く持っているのでむやみに触ることだけは注意してください。また、今回は見つけられませんでしたが、イモリも運が良いと見つけられるかもしれません。
南国の植物は大きくて、力強い感じがしていいですよね!
アクセス
垣花樋川は沖縄南部にあり、空港から車で50分ほど行くことができます。近くには斎場御嶽や知念岬公園があり、寄り道で寄ってみるのも良いかもしれません。
私は、ひめゆりの塔~平和記念公園~玉城城跡~垣花樋川~知念岬公園~斎場御嶽の流れで沖縄南部を巡りました。
駐車場も台数は少ないですがあります。
バスや電車で行くことも可能です。空港から1時間10分ほどで行くことが可能です。
まとめ
垣花樋川は初めて行きましたが、昔の人々が生活のために長い坂道を昇り降りして、水汲みをしていたと考えると、重たい水を持ち運ぶことはとても重労働で大変だと思います。そのような生活を想像しながら、散策すると面白いかなと思います。
なかなか沖縄旅行でメインに行く場所ではないかもしれないですが、沖縄の文化や生活を学ぶ上でとてもおすすめな場所です。
ちょっとした癒しを求めている方にぴったりな場所です。よかったら行ってみてください。
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