「レンズを落としてしまった」「故障してしまった」「不具合が出ている」
大切に使ってきたレンズが故障したり使えなくなるのは落ち込みますよね。私もレンズを落としてがっつりと故障してしまったので、かなり落ち込みました。
今回はそんな故障してしまった時の対処法について、実体験に基づいてお話ししていきます。
故障の経緯(証拠動画・証拠写真)
壊れてしまったレンズはEF16-35mm F2.8L II USMです。約15万で購入したレンズです。
証拠動画は以下です。
※Instagramのストーリーで流した映像のため、文字が入っています。
ぱっくりと蓋のように、マウント部分が取れてしました。
写真で見ると、こんな感じです。
さて、なぜここまでぱっくりと壊れてしまったのか理由をお話ししていきます。壊れた理由は転倒してレンズに重心がかかってしまい、レンズとカメラのマウント部分(接続部分)から折れてしまったためです。
転倒した後、私の目の前にコロコロと折れたレンズが転がってきたのがなんとも言えない切なさでした。
このレンズを買ってからまだ2週間たらずで、折ってしまったのでとても落胆したのを覚えています。
修理に出す方法
修理に出す方法は以下の2通りがあります。
・修理受付をしている電気屋やカメラ屋に問い合わせる
・メーカーに問い合わせる
修理受付をしている電気屋やカメラ屋は、部品交換なしの修理などは直ぐに対応してくれます。ただ、部品交換が必要な場合、メーカーに取り寄せる必要があるため、時間がかかる可能性があります。
こだわりのある電気屋やカメラ屋でなければ、メーカーに修理の依頼した方が良いです。今回の場合は見てわかる通り、部品交換が必要なため、メーカー(Canon)に直接問い合わせをしました。
Canonに修理の問い合わせをする方法
Canonのメーカーサービスには、故障レンズを預ける方法が2つあります。それが以下です。
①持込修理サービス
②引取修理サービス(セルフ梱包)
持込修理サービス
持ち込み修理サービスはサービス名の通り、修理受付窓口までご自身で故障品を持ち込んで修理依頼をします。
引取修理サービス(セルフ梱包)
引取修理サービス(セルフ梱包)とは、メーカー(Canon)に宅配便で送り、修理をしてもらいます。修理が完了後、メーカーから宅配便で返却されるサービスです。私は引取修理サービスを利用しました。
修理金額が高額で心配な方は修理の前に、金額見積をしてもらえますよ!
修理内容・料金
修理内容や料金に関しては、故障内容に異なるものになります。修理内容と料金に関しては今回の私の場合でお話します。料金の目安については、Canonのホームページから確認できます。
参考までに、私のレンズの修理費目安を載せます。
参考:キヤノン:サポート|機種別費用詳細
修理内容
CANON iMAGE GATEWAYに登録すると、修理情報が確認できます。今回のケースは破損が大きいので、あんしんメンテ オーバーホールを行なってから、修理という流れになりました。
修理内容は以下となります。
故障現象 | 撮影時にレンズから転倒。転倒の衝撃でマウントが分離した状態になってしまった。 |
処置内容 | あんしんメンテ オーバーホールを実施いたしました。 ①破損していたため、破損箇所の部品【3群レンズユニット、4群レンズユニット、ズームフレキ、固定筒ユニット、メイン基板ユニット、ワイヤー(WIRE,LEAD)】を交換いたしました。 |
もうほぼ全取っ替え状態ですね…(泣)
修理期間は10月16日に申込みを行い、11月4日に自宅に届きました。およそ2週間ほどでした。ただ、担当者の方に電話した際に、申込み数によって遅れが出る可能性があるとのことでした。できるだけ早めの申し込みをおすすめします。
料金
さて、今回の修理でかかった費用ですが、なんと63,343円でした。
約15万円で購入したレンズに約6万円が加算されました。(笑)
約21万のレンズとなりました。(泣)
以下が詳細です。部品の破損が大きかったので部品代もかなりかかってしまったようです。
技術料金 | 24,000円 |
部品代 | 31,085円 |
運送諸費用 | 2,500円 |
請求金額合計(税抜) | 57,585円 |
消費税相当額 | 57,585円 |
請求金額合計(税込) | 63,343円 |
また、交換部品に関する詳細は以下です。
部品名称 | 標準小売り単価(税別) |
3群レンズユニット | 5,870円 |
4群レンズユニット | 15,445円 |
ズームフレキ | 700円 |
固定筒ユニット | 2,350円 |
メイン基板ユニット | 3,620円 |
レンズマウント | 3,000円 |
WIRE, LEAD | 100円 |
交換部品の詳細を見ると、レンズユニットも交換していたので、マウント部分が外れただけでなく、転倒の衝撃で、レンズユニットにも影響があったようです。
メンテナンスと修理で機材を長く使えます
今回の私のように、転倒して落とす可能性も0ではありません。そんな私から皆さんにお伝えできることは、できる限りカメラはしっかり握ることやカメラストラップを首にかけることなどの対策を打ちましょうということです。
カメラのメンテナンスはかなり重要です。特にレンズはカビやクモリが発生しやすく、発生した後で治すのは大変ですし、お金もかかってしまいます。日頃からレンズのカビやクモリが発生しない様に心がけましょう。カメラ初心者でメンテナンスの方法がわからない方は、定期的に各メーカーのメンテナンスサポートを受けることをおすすめです。
カメラを使い終わったときのクリーニング作業も、機材を長く使うためには必要です。ミラーやセンター内にほこりが付いていると写真に写ってしまいます。また、ボタンの隙間にチリやホコリが入り、接触不良を起こす可能性もありますので、日頃からクリーニング作業も重要です。
機材を長く使うつもりがなければレンタルという手段もあります
普段、趣味で写真を撮っている方にはレンタルサービスを使うのも手段の一つです。レンタルサービスには補償がついているので、万が一故障した場合でも高額な支払いはしなくて済みます。
カメラ・レンズのレンタルサービスを行なっているGOOPASSは、保険適用時のの負担上限 税込5,000円です。レンタル時に、私と同じ破損をした場合、55000円ほど損はしない計算です。
参考:GOOPASS|補償について
私も、2~3日のみ使用する撮影の時はレンタルサービスを利用しています。もしよければ使ってみてください。
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